PDF パスワード設定・解除
20MiB以下のPDFにAES-128のパスワードを設定、またはrevision 2〜4の既存暗号を解除。権限制御と内容指紋の再検証に対応し、処理はブラウザ内で完結します。
PDF パスワード設定・解除について
PDF パスワード設定・解除ツールとは
このツールは、 PDF ファイルにパスワードを設定したり、 既存パスワードを解除したりするオンラインツールです。 さらにパスワード設定時には、 印刷可否・コピー可否・編集可否などの権限制御も細かく指定できます。
20MiB以下のPDFをブラウザ内の専用処理領域で扱い、アプリのPDF処理要求としてPDFやパスワードをサーバーへ送信しません。生成後30MiB以下の出力は、暗号状態に加えてページ本文・画像資源・注釈の指紋も入力と照合します。機密文書は組織の規程と端末・ブラウザの安全性も確認してください。
PDF パスワードの 2 種類 ― ユーザーパスワードとオーナーパスワード
PDF 標準 (ISO 32000) では 2 種類のパスワードが定義されています:
- ユーザーパスワード (Document Open Password): ファイルを開くために必要なパスワード。 これを知らないと中身が見えない
- オーナーパスワード (Permissions Password): 印刷・編集・コピー等の権限を変更するためのパスワード。 ユーザーパスワードで開けても、 オーナーパスワードがないと権限変更不可
本ツールでは両方を設定できます。 配布先にはユーザーパスワードだけ伝え、 オーナーパスワードは作成者が別に管理できます。 オーナーパスワードを省略するとランダムな値を内部生成して処理後に破棄するため、後から権限変更には使えません。管理が必要な場合は画面で自分のオーナーパスワードを設定してください。
権限制御 ― 「印刷だけ許可、 編集は禁止」
パスワード設定時に、 受信者にできる操作を細かく制限できます:
- 印刷可否 (printing)
- 編集可否 (modifying)
- テキスト・画像のコピー可否 (copying)
- 注釈追加可否 (annotating)
- フォーム入力可否 (fillingForms)
- ページ並べ替え・挿入・削除可否 (documentAssembly)
「印刷は OK だが編集とコピーは禁止したい」 「フォーム入力は許可するが、 内容のテキスト抽出は禁止」 等、 配布用 PDF のセキュリティ要件に合わせて細かく設計できます。
セキュリティの限界 ― 「鍵」 であって「金庫」 ではない
本ツールのパスワード設定はAES-128を用いますが、重要な前提があります:
- 短いパスワードや辞書語だけの値は推測されやすい: 他で使っていない十分に長い値をパスワード管理ツール等で生成する
- 権限制限は「お願い」 レベル: ユーザーパスワードで開けてしまえば、 PDF を画面キャプチャ・OCR で復元することは技術的に可能
- オーナーパスワードのみの保護は脆弱: 一部のツールはオーナーパスワードを無視して権限解除できてしまう。 機密文書には必ずユーザーパスワードも設定する
権限制限の順守は閲覧ソフトに依存します。また暗号化・解除はPDF全体を書き直すため、既存の電子署名は無効になります。原本を保管し、安全な転送経路・受信者管理も併用してください。
よくある質問
- Q. PDF ファイルはサーバーに送信されますか?
- 本ツールの処理はブラウザ内で完結し、PDFとパスワードを本サイトのサーバーへ送信しません。ただし、端末・ブラウザ拡張・ネットワーク環境まで安全性を保証するものではありません。
- Q. パスワードを忘れた PDF を開く機能はありますか?
- 本ツールには「総当たり攻撃で解読する」機能はありません。パスワード解除モードは、正しいパスワードを入力して暗号化を外すためのものです。パスワードを完全に忘れた場合は復元できません。解除対象はStandard Security Handler revision 2〜4で、Latin-1範囲の32文字以内を受け付けます。AES-256などrevision 5・6は別のPDFソフトを使用してください。
- Q. 「ユーザーパスワード」 と「オーナーパスワード」 の違いは?
- ユーザーパスワードはファイルを開くのに必要。 オーナーパスワードは権限変更 (印刷可否などの設定変更) に必要。 一般用途ではユーザーパスワードだけで十分ですが、 「配布したい人にはオーナーパスワードを教えず、 印刷だけ許可したい」 ような場面でオーナーパスワードを別管理します。
- Q. 強いパスワードを設定するコツは?
- 本ツールで設定できるのは半角英数字・記号・スペースの1〜32文字です。他で使っていない十分に長い値をパスワード管理ツール等で生成し、PDFとは別経路で共有してください。
出典・参考文献
関連ツール
PDFページ編集
PDFの結合、1ページずつの分割、並べ替え、回転、抽出、削除をブラウザ内で処理。タップ・キーボード操作と複数ファイル追加に対応。
PDF ↔ 画像変換 (PDF→PNG/JPEG・画像→PDF)
PDFをページごとにPNG/JPEG画像へ変換、または最大50件のJPEG/PNGを1つのPDFにまとめる双方向ツール。ページ選択、解像度(72-288 DPI)、用紙サイズ(A4/Letter/A3/B5/画像比率)、向き、余白を指定可能。ファイル変換はブラウザ内完結。
パスワード生成ツール
Web Cryptoと棄却サンプリングで4〜64文字をブラウザ内生成。候補文字の選択、紛らわしい文字の除外、探索空間の目安表示に対応。


